発言・思想(経済編)

・『Googleを買収するのは自分だ』
完全にネタではあるが。経済用語である”限界効用逓減の法則”という一般にやや難解な理論を最初に持ってきて(簡単に言ってしまえば、一杯目のビールは美味いが、2杯目からは美味さは比例しないということ)、マイクロソフトの弱点は商品を梱包するコスト、グーグルの弱点はサーバを維持するコストと断言。
一般に、財の追加消費分(限界消費分)から得られる効用は次第に小さくなるため、同質のサービスを提供している限り、成長には限界が来る。
その点、苫米地氏が著作権をアメリカに持っている(未検証)P2P技術であれば、追加消費財の心配がないため限界効用の働きが効かない。 この一点だけを持って、Googleやマイクロソフトに勝てると論理を構成しているが、この裏には、地上波デジタル放送が開始した際のKeyHoleTVの技術をNHKに売り込みたい思惑が見え隠れする。

番組後半に、司会の宮崎哲哉氏が資金はどうするのかって質問に対しては、「これから・・・」と。2,3年以内に買収する予定だが、敵対的買収か友好的買収かも決めていないと。これは、嘘ではなくホリエモン的な方便でしょう。



・『銀行は、信用創造による最大の詐欺』 
銀行業は、信用創造という仕組みを使った詐欺であるという通説はよく耳にすると思う。
信用創造とは、100万円預金された銀行は、100万円を別の人に貸し付ける。そうすると、その人が支払いに使ったお金は、また別の人が銀行に預金をする。この循環を繰り返すことで、銀行は100万円の預金を貸付けるだけで、ねずみ講的にビジネスが成立してしまう。
苫米地氏は、これを詐欺と言うが、今は銀行も預金業務だけを行っているわけではないので、そんなに話が単純ではない。逆に貸渋りが問題になっているほどだ。やっぱり、経済には疎いようだ。


・『フリーランチは、存在しない』 (2010年FREE経済入門)
今年最大の著書であるクリス・アンダーソン『FREE』に反論というか便乗??。苫米地氏もフリーランチは、存在しないと!。アンダーソン氏が言っているのは、金銭的フリーなだけ。違う対価(自由)を払っているので要注意だと。
フリー経済が成り立つには、まず大量にフリーな商品が配布されなければいけない。モデルとしては、その中でごく一部が購入すれば良いし、将来的に回収が見込めれば良い。
国家制度そのものが、フリーの仕組みを利用している。教育、医療が無料で配布される。これは、将来それだけ税金を払わないといけない。また、通貨を刷るのにも、将来金利が発生している。


・『日本に必要なのはスーパーインフレを引き起こせ』 (2009年出版 予見力)
本当なのか・・・。


・『真に意味のある投資は、教育しかない』 (2009年出版 テレビは見てはいけない)
なんか・・くやしいけど。そのとーりだと思う。

2 件のコメント:

  1. ツイッターアカウント@tomabechi_bungu を運用しているものです。

    このサイトの右上にリンクやつぶやき等が記載されていますが、サイト運営方のTwitterアカウントのように誤解される可能性があると思います。

    お手数ですが、つぶやき自体の表示は良いかと思いますが、アイコンとツイッターアカウントの表示は削除いただけますでしょうか。

    何卒よろしくお願いいたします。

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  2. 信用創造についてですが、
    100万円預金された銀行は
    その何百倍ものおカネを作ることができますよ。
    それが詐欺だと言ってるんだと思うんですが。

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